第15回海中海底工学フォーラム・ZERO


        
        日 時   2026年4月17日(金)
              研究会:13時00分〜17時00分、懇談会:17時30分〜19時30分
        場 所   東京大学生産技術研究所An棟2Fコンベンションホール「ハリコット」
              〒153-8505 目黒区駒場4-6-1  電話:03-5452-6487 地図参照
        参加費   研究会:無料、懇談会:6,000円(講演者無料)
        主 催   海中海底工学フォーラム・ZERO 運営委員会
        支 援   東京大学生産技術研究所(生研研究集会)
        協 賛   日本船舶海洋工学会、海洋調査技術学会、海洋音響学会、(公社)土木学会*、(公社)日本水産学会、IEEE/OES東京支部、MTS日本支部
              東京大学海洋アライアンス、東京大学生産技術研究所海中観測実装工学研究センター
              *「土木学会認定CPDプログラム」 CPDプログラムについては、土木学会以外の団体に提出する場合には提出先団体に事前にご確認ください。
                また、CPDプログラムの認定証は現地参加の方のみに発行いたします。

        参加申し込み先
              東京大学生産技術研究所海中観測実装工学研究センター・杉松治美
              Tel:03-5452-6487, E-mail:harumis@iis.u-tokyo.ac.jp
              申し込み期間:4月10日(金)までにメールにてお申し込みください。なお、懇談会のキャンセルは、4月13日(月)以降はご遠慮ください。
              参加申し込み書 [Word]:ForumZero15Application.docx
              参加申し込み書 [Pdf]:ForumZero15Application.pdf

        プログラム ForumZero15_Program.pdf
              ・プログラムは主催者の都合により変更する事がありますので、御諒承ください。
              ・現地参加を基本とします。
              ・Zoomオンラインは遠方の方優先とさせていただきます。不具合が生じる可能性もあります。予め、御諒承ください。



研究会:13:00-17:00

1)挨 拶  13時00分-13時05分
  東京大学生産技術研究所 巻 俊宏

  
2)レアアース泥研究の最前線  13時05分-13時25分
  東京大学大学院工学系研究科 中村 謙太郎

[講演概要] 2レアアースは、最先端のハイテク産業や脱炭素社会の実現を支える極めて重要な資源である。2011年、その新たな供給源として「レアアース泥」が私たちの研究グループによって発見された。以来、私たちはこの未踏の資源が「いつ、どこで、どのように」形成されたのか、その成因解明に向けた基礎研究に取り組んできた。さらに、そこで得られた地球科学的な知見を基盤として、効率的な資源探査手法を確立するための技術開発も進めている。本講演では、発見から現在に至る挑戦の軌跡と最新の到達点、そして今後の研究展望について紹介する。
3)海洋掘削の自律化の現状・課題・展望  13時25分-13時45分
  海洋研究開発機構 金子 達哉

[講演概要] 海洋掘削における効率化や事故の防止のため、様々な自動制御手法が開発されている。しかし、これらの手法は掘削における一部作業の自動化や補助に留まる。このように海洋掘削の自律化が困難である原因には、システムが長大かつ複雑であり、様々な不確実性を伴うことから、坑井内の装置の挙動の推定が困難であることが挙げられる。本講演では、まず海外で開発されている複数の自動制御手法についてレビューを行う。そして、これらの自動制御手法の適用範囲や課題について考察を行う。最後に、海洋掘削の不確実性に対処するための、力学的知見に基づく手法とデータ駆動型手法の融合手法についてレビューし、今後の海洋掘削の自律化の展望を考察する。
4)水中鍾乳洞の“空間”を再構築する ~極限環境における3Dモデリングの現場から~  13時45分-14時15分
  NHK大阪放送局 横山 真也

[講演概要] NHKスペシャル「絶海に眠る巨大洞窟 南大東島・驚異の水中世界」で実施した、水中洞窟におけるフォトグラメトリー技術の活用事例について報告します。近年、3Dスキャンによるモデル化は点検や調査研究分野などで活用が広がっていますが、水中鍾乳洞のように濁りが発生しやすく、地形が複雑に入り組んだ環境で高精度な3Dモデルを生成することは依然として困難です。本取り組みでは、全長約120mの洞窟を対象に、撮影ルートの最適化、洞窟潜水の専門チームによる安全管理、ソフトウエアの連携処理、8Kカメラによる高精細データ取得を組み合わせ、科学的再現性の高い3D化を実現しました。本講演では、これらの技術的課題と克服のプロセス、番組制作から見えた応用可能性について紹介します。
5)キンケシと地形解析から復元する桧原宿~火山災害が封じ込めた水没集落の記憶~  14時15分-14時35分
  海洋研究開発機構高知コア研究所 谷川 亘

[講演概要] 1888年の磐梯山噴火により水没した桧原宿は、現在の桧原湖湖底に、近世の集落構造と生活の痕跡が封じ込められた水中考古遺跡である。本研究では、マルチビーム測深やサイドスキャンソナーによる高分解能地形解析、水中発掘調査、湖底堆積物の解析を統合し、道路と宅地の配置、土地利用の復元を行った。加えて、調査過程で確認・出土したキンケシ(=キン肉マン消しゴム)を、現代人類活動を示すテクノ化石として分析し、堆積環境下における物性変化や化学的特徴を評価した。その結果、自然地形と水理条件を巧みに利用した宿場町構造に加え、火山災害後の堆積作用が遺構や人工物の保存状態に与える影響が明らかとなった。本講演では、水中における科学技術や研究手法が、過去から現代に至る人間活動の「記憶」を読み解く可能性を示す。
6)五島から始まる日本の次世代洋上風力~商用浮体の実装と未来~  14時35分-15時00分
  戸田建設(株) 松信 隆

[講演概要] 2026年1月に運転を開始した「五島市沖洋上風力事業」は、一般海域公募の採択案件として最初に進められ、かつ日本初の商用浮体式ウィンドファームとして、我が国の洋上風力を切り拓く先駆的取組として注目されている。本講演では、事業形成の経緯、実証から商用化に至る過程、運転実績および得られた知見を整理するとともに、約85%に達する高い国産化率と、それがもたらす地域経済への波及効果を概説する。さらに、浮体式を中心とした洋上風力の技術的・制度的課題を整理したうえで、技術革新、地域共生、サプライチェーン強化を通じた日本の洋上風力の発展シナリオと将来展望を提示し、カーボンニュートラルと3E+S実現への貢献を展望する。

-休 憩-

7)港から発進するAUVの実証試験と将来展望  15時20分-15時45分
  東京大学生産技術研究所 ソーントン ブレア

[講演概要] AUV利用実証事業採択課題で、港から発進して、海底を調査し、自力で港に戻ってくるAUV行動のプロトタイプの行動を示した。長時間運用では、ハードウェアと運動の情報やデータの状態の確認が特に重要である。これまでAUVデータ(観測データと艇体情報)は、AUVの回収後にのみ確認可能だったが、長時間の調査中でもデータを確認できることがAUV展開の信頼性を高めることになる。このため、AIによる取得データ取りまとめと通信システム(SummarAI:サムライ)を開発し、航行型AUVに搭載して海域試験で有効性を実証した。次に、 AUV調査の応用として、カメラ以外に磁力計を搭載した調査のアプリケーションとして、敷設位置が正確に分かっていない海底送水管の調査をAUVで行うことで、その正確な位置を特定するデモンストレーションを行った。この成果を、支援船レスで港から発進して、長時間・広域/詳細調査できる自律分散制御・共同環境認識するインテリジェンス運用「AUVバディ」システムの構築へと繋げたい。
8)量子センシングの海洋展開に向けた原子時計の可能性と課題  15時45分-16時05分
  日本電気 植野 剛

[講演概要] 量子センシングは、コヒーレンスやスピン、干渉、スクイージングなどの量子状態を利用し、磁場・重力・加速度・時間周波数・電場・温度・回転・光などを従来より高感度に計測する技術領域である。近年は実験室レベルの最高感度を追う段階から、現場で運用可能な装置へと移行が進み、2020年頃から地上では実証を経て事業化フェーズに入りつつある。一方、海洋・水中環境への適用はまだ端緒にある。本講演では原子時計を中心に、水中での利用可能性や実装上の技術課題を整理し、海洋や海底への展開に向けた将来の可能性を示す。
9)Silent AUV Project  16時05分-16時25分
  いであ(株) 長野 和則

[講演概要] AUVの自己位置推定には「音」(音響測位)が不可欠と見なされていました。我々は、その常識を覆すべく、「音」に頼らない「画像情報」のみによる自己位置推定手法を考案しました。一般的に画像による自己位置推定で用いられるVisual SLAMは、その特性上、範囲が限定的になり広範囲では活用できませんが、我々の考案した手法は広域への展開を見越しています。これまでに、考案手法の実証用に音響機器を持たないAUVおよび位置の基準点となる水中充電ステーションを新規開発し、水槽におけるドッキング・充電・通信に成功しました。本講演では、提案手法と成果について報告します。本研究開発は、防衛装備庁が実施するR4安全保障技術研究推進制度(JPJ004596)の支援を受けたものです。
10)AUVによる浮体式構造物係留索の自律追従および点検手法  16時25分-16時40分
  東京大学生産技術研究所 千 歳和/巻 俊宏

[講演概要] 近年、浮体式洋上風車の実用化が進み、その安全性を支える係留索に対する効率的な点検手法が求められている。本発表では、首振り式マルチビームイメージングソナーとYOLOを用いた三次元位置推定に基づく、自律型水中ロボット(AUV)による係留索追従手法を示す。本手法は、東京大学巻研究室で開発されたホバリング型AUV「Tri-TON」に実装され、北九州市沖の浮体式洋上風車「ひびき」および沼津沖のSEATEC NEOバージの係留索を対象とした海域実験により検証された。その結果、係留索全体形状の再現と画像データ取得に成功し、係留索モニタリングおよびVisual Inspectionへの適用可能性を示した。
11)AI-based fishing net detection technology using optical sensors(仮題)  16時40分-16時55分
  防衛装備庁 Navinda de Silva(予定)

[講演概要] 調整中:近日中にお知らせします。
12)次回案内および閉会の挨拶  16時55分-17時00分
  東京大学大気海洋研究所 山口 飛鳥

懇談会:17:30-19:30

An棟1Fアーペにて開催(会費6,000円、講演者無料)


【開催履歴】

第14回海中海底工学フォーラム・ZERO 詳細

開催日:2025年10月17日(金)
場 所:東京大学大気海洋研究所講堂
主 催:海中海底工学フォーラム・ZERO 運営委員会
協 賛:東京大学生産技術研究所海中観測実装工学研究センター他

第13回海中海底工学フォーラム・ZERO 詳細

開催日:2025年4月11日(金)
主 催:海中海底工学フォーラム・ZERO 運営委員会
協 賛:東京大学生産技術研究所海中観測実装工学研究センター他

第12回海中海底工学フォーラム・ZERO Hybrid 詳細

開催日:2024年10月11日(金)
主 催:海中海底工学フォーラム・ZERO 運営委員会
共 催:J-DESC(日本地球掘削科学コンソーシアム)
協 賛:東京大学生産技術研究所海中観測実装工学研究センター他

第11回海中海底工学フォーラム・ZERO Hybrid 詳細

開催日:2024年4月26日(金)
主 催:海中海底工学フォーラム・ZERO 運営委員会
協 賛:東京大学生産技術研究所海中観測実装工学研究センター他

第10回海中海底工学フォーラム・ZERO Hybrid 詳細

開催日:2023年10月13日(金)
主 催:海中海底工学フォーラム・ZERO 運営委員会
協 賛:東京大学生産技術研究所海中観測実装工学研究センター他

第9回海中海底工学フォーラム・ZERO Hybrid 詳細

開催日:2023年4月21日(金)
主 催:海中海底工学フォーラム・ZERO 運営委員会
協 賛:東京大学生産技術研究所海中観測実装工学研究センター他

第8回海中海底工学フォーラム・ZERO Hybrid 詳細

開催日:2022年10月14日(金)
主 催:海中海底工学フォーラム・ZERO 運営委員会
協 賛:東京大学生産技術研究所海中観測実装工学研究センター他

第7回海中海底工学フォーラム・ZERO Online 詳細

開催日:2022年4月22日(金)
主 催:海中海底工学フォーラム・ZERO 運営委員会
協 賛:東京大学生産技術研究所海中観測実装工学研究センター他

第6回海中海底工学フォーラム・ZERO Online 詳細

開催日:2021年10月8日(金)
主 催:海中海底工学フォーラム・ZERO 運営委員会
協 賛:東京大学生産技術研究所海中観測実装工学研究センター他

第5回海中海底工学フォーラム・ZERO Online 詳細

開催日:2021年4月23日
主 催:海中海底工学フォーラム・ZERO 運営委員会
協 賛:東京大学生産技術研究所海中観測実装工学研究センター

第4回海中海底工学フォーラム・ZERO Online 詳細

開催日:2020年10月16日
主 催:海中海底工学フォーラム・ZERO 運営委員会
協 賛:東京大学生産技術研究所 海中観測実装工学研究センター

第3回海中海底工学フォーラム・ZERO [WEB会議] 詳細

開催日:2020年4月24日
主 催:海中海底工学フォーラム・ZERO 運営委員会
協 賛:東京大学生産技術研究所 海中観測実装工学研究センター

第2回海中海底工学フォーラム・ZERO 詳細

開催日:2019年10月18日
主 催:海中海底工学フォーラム・ZERO 運営委員会
協 賛:東京大学生産技術研究所 海中観測実装工学研究センター

第1回海中海底工学フォーラム・ZERO 詳細

開催日:2019年4月12日
主 催:海中海底工学フォーラム・ZERO 運営委員会
協 賛:東京大学生産技術研究所 海中観測実装工学研究センター